【１】日本頭痛学会総会実行委員長　西山和利先生よりご寄稿

このたび、第43回日本頭痛学会総会を2015年11月13日(金)・14日(土)の2日間、東京で開催させていただきます。この総会は本学の濱田潤一先生（北里大学神経内科学教授・北里研究所病院）を大会長として準備を進めておりましたが、本年2月に濱田先生がご逝去されました。日本頭痛学会の取り決めにより、本学会代表理事であらせられます鈴木則宏先生（慶應義塾大学医学部神経内科学教授）を大会長代行とし、西山和利（北里大学医学部神経内科学）が実行委員長として総会開催に向けて準備を進めて参りました。
総会のメーンテーマは、濱田先生のご遺志を引き継ぎ、「頭痛の科学～どこまで解明されたか、何が可能か」とさせていただきました。また本学会の国際化と将来の頭痛診療を意識しつつ、CGRP受容体抗体療法についての最新情報の提供も予定いたしました。特別講演では、鈴木則宏先生には「日本の頭痛診療、どう発展させるか」、Marcelo E. Bigal先生には「Development of Migraine Medications Based on the Pathophysiology of the Disease」と題した御講演を頂戴します。また152題という多数の演題のご応募をいただきました。これに加えて会長講演、特別講演（２題）、シンポジウム（３テーマ）、特別企画（３テーマ）、教育セミナー（２題）、ランチョンセミナー（７セッション）、イブニングセミナー（２セッション）という盛り沢山の企画が予定されています。また学会翌日の11月15日には市民公開講座の開催も予定いたしております。多数の会員の皆様のご参加と活発な御討論により総会が実り多きものとなりますよう、実行委員会一同、準備に励んでおります。皆様と秋の東京でお目にかかれますことを心より楽しみにいたしております。

【２】第43回頭痛学会総会ご参加のご案内

みなさまの多数のご参加・発表をお待ちしております。

1. 学会日時 2015年11月13日(金)・14日(土)
2. 会場 　　東京都新宿区　京王プラザホテル
3. テーマ　「頭痛の科学―どこまで解明されたか　何が可能か」

（http://www2.convention.co.jp/43jhs/index.html）

【３】慢性頭痛の診療ガイドライン英語版を公開しました。

慢性頭痛の診療ガイドライン2013の英語版を公開しました。
会員のみなさまの診療にぜひ、お役立てください。
詳細はＨＰご確認くださいますようお願い申し上げます。
http://www.neurology-jp.org/guidelinem/ch/index.html

【４】代議員信任および選出選挙の結果について（公示）を掲載しました。

代議員信任および選出選挙の結果について(公示)
代議員信任および選出選挙の結果について、ホームページで公開しております。
http://www.jhsnet.net/information/jhs_kouji_daigiin_20150930.pdf.pdf

【５】頭痛研究のトピックスを更新しました。

AMY1受容体の三叉神経系における発現―新しいCGRPの作用点
Walker CS, et al. A second trigeminal CGRP receptor: function and expression of the
AMY1receptor. Ann Clin Transl Neurol 2015;2:595-608.
掲載日：2015/07/17

家族性片麻痺性片頭痛1型ノックインマウスにおけるカルシウム動態とシナプス形態異常
Eikermann-Haerter, K et al. Abnormal synaptic Ca2+ homeostasis and morphology in cortical
neurons of familial hemiplegic migraine type 1 mutant mice. Ann Neurology 2015;78:193-210.
掲載日：2015/09/08

妊娠女性における急性頭痛の診断
Robbins MS, et al. Acute headache diagnosis in pregnant women. A hospital-based study.
Neurology 2015;85:1-7.
掲載日：2015/09/08