㈵−7 |
病診連携は一次性頭痛診療に有用か |
論文抄録 |
OBJECTIVE: To evaluate patients satisfaction with a specialist consultation for headache and thus identify subgroups of headache patients more satisfied than others. |
文献 PubMed−ID |
12389752 |
エビデンスレベル |
㈽ |
文献タイトル (日本語) |
頭痛に対する神経専門医への紹介の患者満足度に関する検討 |
目的 |
神経専門医への紹介が頭痛患者の満足度を上げるかを評価した |
研究デザイン |
分析疫学的研究 |
研究施設 |
北ノルウェーの3施設 |
研究期間 |
1996年7月1日?1998年6月30日(2年間) |
対象患者 |
頭痛専門病院へ紹介された連続 889例の頭痛患者 |
介入 |
専門医による治療 |
主要評価項目とそれに用いた 統計学的手法 |
Stat View Graphics (Macintosh)を用いた.Student's t -test, chi-square test |
結果 |
片頭痛患者の 63%が満足(95% CI, 0.58 to 0.68)したが,非片頭痛患者は44%の満足度(95%, 0.40 to 0.70)であった.481例の患者が神経内科医より勧められた何らかの治療がなされたが,317例(66%)が満足していた(95% CI, 0.62 to 0.70).緊張型頭痛と特異的な治療がなされなかった頭痛患者においては満足度が低かった. |
結論 |
頭痛患者,特に片頭痛患者では,神経専門医への紹介に満足することがわかった. |
コメント |
質問票を用いた研究 |
作成者 |
橋本洋一郎 |