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緊張型頭痛の予防療法はどのように行うか |
推奨 |
緊張型頭痛においては,発作時治療や予防療法をいつまで継続すべきかについては明確なエビデンスはない.しかし,薬物乱用頭痛防止の観点から,発作頓挫薬の使用に際しては,定期的に服用量や服用回数を確認し,漫然と使用すべきではない.また,予防療法は数ヶ月以上十分な期間使用しその臨床効果を評価すべきであるが,更に継続するか否かについては,定期的に再評価する.一般に, 3 ヶ月以上にわたって漫然と同一薬剤を投与しない方がよい |
推奨のグレード |
B |
背景・目的 |
緊張型頭痛の予防療法をいつまで継続すべきかについては明らかな見解はない.また,急性期療法においても,鎮痛剤 乱用 の問題もあり,漫然と使用すべきではないことが指摘されている.緊張型頭痛における発作時治療および予防療法をいつまで継続すべきであるかをエビデンスに基づいて示す. |
解説・エビデンス |
緊張型頭痛における発作時治療や予防療法の 治療期間に関するエビデンスは乏しい.片頭痛のような明確な治療指針は出ていない.また、急性期治療と予防療法に使用すべき薬剤も明確には分けられていない.しかし, 薬物乱用の観点から,鎮痛剤の頻回投与や漫然とした発作頓挫薬や予防療法は避けるべきであると思われる. |
参考文献のリスト |
文献なし |
検索式・参考にした |
PubMed 検索: 2004/8/25 |