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アセトアミノフェンは片頭痛治療に有効か |
推奨 |
アセトアミノフェン単剤投与は安全性が高く安価であり,外来通院を必要としない軽度〜中等度の片頭痛発作には効果がみられることから,市販薬としては推奨される.しかし医療機関を受診した患者では NSAIDs に比し効果が少なく,ドンペリドンの併用投与が望ましい |
推奨のグレード |
B |
背景・目的 |
アセトアミノフェンは市販薬として多用されている薬剤の1つである.一般に片頭痛患者は市販薬の効果減弱や頭痛が重度の場合に医療機関を受診することから,そのような成人片頭痛患者に急性治療薬として有効性があるか否かを検証する.
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解説・エビデンス |
Clinical trial のエビデンスレベルで 22 件の論文が選択された.一般住民のなかから対象を募集し,重度の片頭痛発作を除いたうえでのアセトアミノフェン単味投与とプラセボとの比較では,アセトアミノフェンの効果が認められた 1) . NSAID との比較は9件あり,メフェナム酸との比較では有意差がみられなかったものの,ジクロフェナク,イブプロフェン,トルフェナム酸 2) ,ケトプロフェン 3) との比較では,いずれも NSAID より効果が劣っていた.ドンペリドン併用投与では,プラセボ 3) より発作持続時間を短縮し,スマトリプタン 50mg 4) と同等の効果がみられた.市販薬のアセトアミノフェン・アスピリン・カフェイン配合薬は片頭痛に対する有効性が示されている 5) 6) .
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参考文献のリスト |
1) Lipton RB, Baggish JS, Stewart WF, Codispoti JR, Fu M. Efficacy and safety
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検索式・参考にした |
1. Migraine AND (Acetaminophen OR paracetamol) 163 2. Migraine AND (Acetaminophen OR paracetamol) AND (randomized controlled trial) 22 |